hakchi2の導入が完了したら、各種拡張モジュールをインストールします。
導入をまだ行っていないの場合はこちらをご覧ください。

classicmini_01
インストールはメニューのモジュール(M)拡張モジュールをインストールを開きます。

classicmini_02
ここに入手した拡張モジュールをドラッグ&ドロップしてOKするだけです。
以下は私が実際に導入した拡張モジュールです。


①標準で導入されている拡張モジュール
hakchi2を導入すると5つの拡張モジュールが登録されます。
必要なモジュールの右側□にチェックを入れてください。
個人的にはすべて不要なのでノーチェックですが、容量不足を感じる方はextra_spaceをインストールしてください。
extra_space:本体内のゲーム用の保存可能領域が50MB増える
music_hack:メニュー画面でのBGMの無効化、BGMの変更
password:起動ロック用パスワードを設定する、初期設定ではコナミコマンド(上上下下左右左右BA)
remove_thumbnails:ゲームセレクト画面の下部に表示されるゲームサムネイルを非表示にする
snes_custom_filters:スーパーファミコンのゲーム画面のフィルターを変更する


②RetroArch with cores

これによりスーパーファミコン以外のゲームが動作可能になります。
https://github.com/ClusterM/retroarch-clover/releases
上記URLよりretroarch_with_cores.zipをダウンロードします。
これには複数の拡張モジュールが含まれています。
解凍せずにそのままドラッグ&ドロップしてください。
fb_alpha:様々はアーケードゲームに対応
fb_alpha_cps2:CPシステムⅡに対応
fmsx:MSXに対応
gambatte:ゲームボーイ、ゲームボーイカラーに対応
genesis_plus_gx:セガマスターシステム、メガドライブ(ジェネシス)、ゲームギアに対応
glupen64:Nintendo64に対応
mednafen_pce_fast:PCエンジン、ターボグラフィクス-16に対応
mgba:ゲームボーイアドバンスに対応
picodrive:セガマスターシステム、メガドライブ(ジェネシス)、ゲームギア、Sega 32Xに対応
retroarch:クラシックミニの各種設定や管理する
snes9x:スーパーファミコンに対応
snes9x2010:スーパーファミコンに対応
stella:Atari2600に対応

好みの問題ですけど、個人的には上記の赤文字だけで十分でした。
悩んだのはglupen64です。
NINTENDO64をプレイするには3Dスティック対応のコントローラが必要です。
クラシックミニスーパーファミコンのコントローラには当然それがありません。
つまりまともにプレイはできないと言うことです。
ただしこのコントローラでプレイする方法はありますが・・・。


③FDS_bios
ファミリーコンピュータディスクシステムのゲームを動作させるにはBIOSが必要です。
ディスクシステム本体やファミコンミニからBIOSを吸い出して用意してください。
方法や意味がよくわからない人はGoogleでdisksys.romを検索してみてください。
BIOSを簡単に追加するためのフォルダ構成を作った方がいらっしゃいましたので、そちらを利用させてもらいます。
こちらのサイトにあるbios_template.zipなります。
まずはダウンロードしたbios_template.zipを解凍します。
bios_template.hmodというフォルダができますのでhakchi2フォルダ内のuser_modsにコピーします。
次にbios_template.hmodをFDS_bios.hmodにリネームします。
FDS_bios.hmodを開きetcフォルダ→libretroフォルダ→systemフォルダと開いていきます。
ここにはput_bioses_here(ここにBIOSを置く)というデータがありますので、用意したdisksys.romをここに貼り付けます。
以上で作業は完了となり、拡張モジュールのインストールで追加が可能となります。

<ディスクカードの反転方法>
ゲーム中にディスクカードの入れ替えメッセージが表示された際はコントローラのRボタン→Lボタン→Rボタンを順に押してください。
Rボタンはディスクカードの排出/挿入、LボタンはディスクカードのA面/B面の反転となります。


④Fontfix
ゲーム名を付けても正しく表示されない文字があり、それらを補うためにフォントが必要となります。
hakchi2フォルダを開きmodsフォルダ→hmodsフォルダを開きます。
ここにあるfontfix.hmodを別の物に置き換えます。
私はこちらを利用させていただきました。


⑤xmb_assets
必須ではありませんが、Retroarchではお馴染みxmbモノクロームテーマを追加します。
xmb(クロスメディアバー)はプレステやパソコンで採用されていたインターフェースです。
クラシックミニのインターフェースをxmbに変更すると、一気におしゃれ感が増します。
classicmini_03
  ↑標準はRguiというインターフェースです。
こちらよりretroarch-clover-masterをダウンロードします。
クリックする場所はページが開いたら右端に「Clone or download」という緑色のボタンです。
クリックするとClone with HTTPSというウインドウが開きますので、Download ZIPをクリックしてください。
解凍するとretroarch-clover-masterというフォルダができますので、その中のcore_modulesフォルダを開きます。
その中にあるxmb_assets.hmodをコピーし、hakchi2フォルダ内のuser_modsフォルダ内にペーストします。
モジュールインストール後にクラシックミニを起動させます。
スーパーファミコン以外のゲーム画面でSELECTボタンとSTARTボタンを同時押しするとRetroarchのQUICK MUNUが開きます。
Bボタンを1回押すとMAIN MENUに切り替わります。
ここでSettings→Driver→Menu Driver optionの順に進みます。
左右ボタンでxmbを選びます。
Bボタンを2回押してMAIN MENUに戻りQuick RetroArchを押します。
メニューが閉じますので、再度ゲーム画面でSELECTボタンとSTARTボタンを同時に押します。
すると画面がRguiからxmbに変更されています。
classicmini_04
  ↑xmbのインターフェースです。
ただし誰でも簡単に設定を変更できそうな気になってしまいますので逆に危険です。
なので初心者であればRguiのままの方が安全かもしれません。


⑥hakchi2の設定
メニューの設定より必要と思われる物にチェックをしてください。
私の場合は以下にチェックをしました。
classicmini_05
・新しいゲームを追加した時に圧縮を指定する
・拡張フォントを使用する
・USBホストを有効にする
常にUSBドライブにゲームを書き込む
最後に設定をファミコン/スーファミミニへセーブを押して完了です。


設定に関しては大体こんな感じです。
お使いの環境や使用条件で私の行った設定では上手くいかない場合があるかと思います。
またブログ公開から長期間経過しているとリンク切れしていたり、ツールのバージョンが変わったりします。
壊れて起動しなくなっても責任は取れませんのであくまで参考程度にご覧ください。


常にUSBドライブにゲームを書き込む
大量にゲームを入れると容量が足りなくなるので、その際はUSBメモリーを使います。
ただしそのままでUSBメモリーは使えないので、別途アダプターを用意しなければなりません。





これは本来スマホ/タブレット用ですがクラシックミニでも使用可能でした。
これを使うことでクラシックミニに電源を供給しながらUSBメモリーも使用することができます。

ここで私が陥ったトラブルをお知らせします。
ゲーム数(とデータ容量)が少ないのであればUSB2.0対応のメモリーで大丈夫です。
ですが転送容量が3GBとか5GBと増えてくると、パソコンの性能にも依りますが転送時間が1~2時間程度かかります。
しかもUSBメモリーをつけていてもクラシックミニが全く起動しないか、USBメモリーを認識しないという現象まで発生しました。
そこでUSBメモリーを3.0対応のものに変えた途端、転送速度が速くなったのは勿論ですが動作も正常になりました。
個人的には転送時間が30分を越えるようであればUSB3.0対応ものを使用することをお勧めします。
ちなみにUSBメモリーはFAT32でフォーマットしてください。
レトロゲームを入れるだけなら容量は8~16GBもあれば十分です。

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実際に接続するとこんな感じです。
ちょっと不格好です。

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これとは別のOGTケーブルとかもありますので好みで選んでください。
ただし基本的にクラシックミニでの動作は販売店でも保証外なので自己責任でお願いします。







コントローラの問題について
②RetroArch with coresで少し触れましたが、NINTENDO64は標準添付のコントローラでプレイすることはできません。
と書きましたが、本当はRetroArchの設定変更で可能です。
こちらの方が設定を紹介しています。
ただし設定をいじるとPCエンジンで動作に不具合が出て面倒なので個人的にはイヤです。
そこでお勧めなのがwiiのクラシックコントローラです。
コントローラの接続端子が同じなのでそのまま使えるそうです。

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ついでにファミコンのコントローラについても少々。
スーファミのコントローラでも勿論ファミコンゲームはプレイできます。
でもやはりABXYボタンの位置配列でBダッシュしながらジャンプしづらいなどお感じの方もいらっしゃるでしょう。
と言うことで今度はNES用のコントローラです。
デザインはアレですが、操作はファミコンそのままでいけます。







C8:エラーについて
改造していなくても偶に出るエラーだそうです。
リセットボタンを押すと元に戻ります。


hakchi2での改造はこんなものです。
ツールが日本語化されているので操作しやすくて初心者でも安心して使えます。
より高度により快適に使いたい方にはHakchi2 CEをお勧めします。
ツールの表示は日本語に対応していませんが、慣れるとhakchi2よりも安定していてお勧めです。
より多くのコアにも対応しています。
時間ができたらHakchi2 CEについてもまとめたいと思っています。